初めてインドネシアに降り立った
一応、インドネシアとハーブ・スパイスをヒントに見つけたJamu。
そのキーワードとして、さらに調べるとインドネシア国内でも様々な種類のJamuが販売され、
様々な用途のJamuが店先で売っていることも分かりました。
例えば、のどが痛いとき、寒気がするとき、食べ過ぎたとき、胃腸の調子が悪いとき等、オーソドックスなものから、男性の精力を高めるものや生理時の痛みを緩和させるもの、肌をすべすべにするもの、やせるもの等、ほんと様々な用途のJamuが存在し、しかも医薬品レベルからサプリメント、食品など様々。企画書としては「サプリメントの販売」でしたから、無事提出したことで私の仕事は終わるはずだったのです。2016年夏ごろのことです。
そこから数週間たち、また知人から連絡が入りました。
「企画書のJamuなるものがどういうのか非常に気になるので調査に行くことになった。ついては一緒に行ってくれないか」
もちろん、私自身もJamuなるものに興味を持ち始め、そのまま個人的にJamuについていろいろ調べていて、「Jamuの発祥はジャワ島の王宮にあること」「Jamuを売る女性たちはJamuゲンドンと呼ばれていること」「昔から薬の代わりに使われていたこと」など、好奇心をくすぐるワードを知るにつれて、「一度Jamuなるものを飲んでみたい」「Jamuゲンドンに会ってみたい」「何より現地でJamuについてもっと知りたい」と思うようになっており、機会があれば「インドネシア行ってみようかな」と考えていたのです。
それが先方の調査に相乗りしてインドネシアに行けることになり、メインはJamuについて調べるという内容。もちろんすぐに「行きます」と返事をし、いよいよ現地でJamuが飲めるとワクワクしたのは今でも鮮明に記憶しています。
そして、2016年11月12日(土)、インドネシア・スカルノハッタ空港第2ターミナルに降り立ったのです。
次回は、初日からノックダウン です。