初日からノックダウン

日本の調査でJamuの不思議さやジャムウという言葉の響きから「その正体が分かる」という期待感が高まりつつ、空港に降り立ちました。とはいっても何も知らない土地。首都であるジャカルタという場所に対する好奇心なども相まって、テンションはマックスでした。
しかし、思いもかけない状況に初日から、ジャカルタの洗礼が待っていたのです。

通常、スカルノハッタ空港からジャカルタ市内まで高速道路を使えば40分ほど。
初日の宿泊ホテルは、市内北部のコタに近いところ。まあ30分もあれば到着できる距離でした。が、
倍以上の90分(高速道路と少しだけ一般道路で)。今なら、ジャカルタ市内の大渋滞は分かっているし、対処の方法も得てます(最近はだいぶ渋滞がなくなりつつあります)が、初のインドネシア、動かない車。第一印象は最悪でした。しかも夜着で、夕飯も食べていないので、イライラが募ります。

ようやくホテルについてみれば、ホテルの窓の外が格子でカバーされている、入り口に軍人らしきセキュリティーがいる(今思えば単なるインドネシアのセキュリティーシステムですが)など、物騒な場所に迷い込んでしまったと、インドネシアという国に対する印象はあまり良くなかったのです。

その後、最初の旅ではさらに大きなトラブルも起こりました。6日間の旅でしたが、さすがにもう2度とこの国を訪れることはないだろうとおっちゃんの心の中から、インドネシアは消えていこうとしていたのです。そしてJamuに関しても、それほど興味の対象から薄れていくことになります。

次回は、度重なるトラブル です。