始まりは“ウンピン”。
さかのぼること6年ほど前のことでした。
その時期、私はライター兼ディレクターとして雑誌や書籍の編集などの仕事をしていました。
ある日、知人の会社に呼ばれます。その方とはすでに10年以上、仕事を一緒にしたり、アイデアを持ち寄りながらビジネスにつなげる話をしていましたので、「また、何か新しいアイデアでも浮かんだんだろうなぁ」という感じでオフィスに向かいました。
そこで出てきたのが、「ウンピン」。
まぁ、知らない名前。聞いたこともない。今読まれている方の大半は「なにそれ?」という感じかと思います。当時の私もそうでした。
説明すると、インドネシアに行き、食事を頼むとその皿に“エビセンベイ”のようなものがついてきます。ちょっと苦い添え物、それがウンピンです。
ウンピンは、メリンジョ(ムリンジョ)の木の種をつぶして乾燥させたもの。
そして、場所はインドネシアジャワ島だと。
よくよく話を聞くと、どうもムリンジョの種には、レスベラトロールという抗酸化作用が強い物質が入っているらしく、それを原料にしてサプリメントを作りたいとの依頼だったのです。
当時の私は、インドネシアには全く縁もなく、興味の対象でもありません。バリには行きたいと思っていましたが、それほど強い想いもありません。
オフィスでいろいろ話をする中で、どうもこのメリンジョの粉末を利用して、っサプリメントを作り、日本国内で販売するための企画書などを作ってほしいとの依頼だったのです。
まったく知識も興味もなかったインドネシア。その企画書づくりを頼まれたことがきっかけで、今のジャムウのおっちゃんへとつながっていったのです。
次回は、インドネシアとウンピンを繋げたものです。