Jamu Ginggangの洗礼

前回行ったMerepi Farumaは店の作りなどの見学と今回初めて参加した仲間にJamuの味を確かめてもらいたいとの意図があったのです。が、やはりみんなは土鍋から入れるJamuの色に尻込みしつつ、ちょっと味見をしただけでギブアップ。やはり、日本で広めるには「味」が大切。でも「おいしい」になってしまうとハーブティーやほかのドリンクとの差別化が出せません。もし日本でジャムウが飲める店ができたとしても、味と色はネックになるだろう、率直にそう感じていました。「やはり無理なのかもしれない」と。
それが決定的に、そう思わざるを得ない出来事が起こります。
次に向かったJamu Ginggang(ジャムウギンガン)に行った時でした。

ジョグジャカルタの王宮すぐそばにあるJamu Ginggangは、宮女で王様や妃様、王族のためのJamuを調合していた方が開いた店。伝統的な王宮で調合されたJamuを今でも提供している歴史ある店で知られています。ある種、王宮に伝わったJamuの原点の味を体験できる場所とあって、大いに期待して向かったのです。

写真を見ればわかるように、歴史ある小さなお店です。そこで出されたJamuは、苦くて毒々しく、さらに原料となる素材を細かくしたものが入っています。この粉っぽさが私にとって一番の大敵でした。
不味くて粉っぽくて…。

とてもJamuが日本で受け入れられるイメージがわきません。「どう考えてもこのような飲み物が、いくら健康にいいと言っても、受け入れられない」。。

このとき、仲間の中で話したのは、「う~ん、まずい」のCMでヒットした青汁。二番煎じがこのジャムウでいけるのか、でした。

実はこの時点で、Jamuに対する期待や希望はほぼ終わっていました。

とはいっても、まだ旅の始まり。これから会う方々もいます。
とりあえず、Jamuの話を聞いておこう、くらいの考えにしぼんでしまっていたのです。

しかし、これからの出会いが、私がジャムウの道を刻んでいくことになった出来事へとつながっていくことになるのです。「未来のことなど、誰も分からない」。まさしく今は、そのことを実感しています。

次回は ボゴール農業大学を訪れる です。