2017年5月、変化がここから起こり始めた

ジャムウな日常

2回のインドネシア渡航で、Jamuについていろいろ調べてみたものの、なかなか日本で広めていくには大変な労力と時間がかかることが分かりました。
仲間たちの雰囲気もあまり乗り気ではなくなり、このプロジェクトを終えようという話まで出てきたのです。
ただ、それでも心の奥に挟まったままのモヤモヤ感。もうひとつは先の渡航で「正しい形でジャムウを広げたい」と言ってしまったこと。このままフェードアウトでも良いのだろうか。
帰国後も葛藤が続いていました。

そこで出した決断は、「最後にもう一度行ってみよう」でした。
その決断をしたのには、複線があって、前回前々回の渡航の際にアテンドしてくれたYさんから1通のメールが届いたのです。
「JETROとインドネシアの産業省共催でジャムウに関するセミナーを開催したい。対象はハーブやジャムウを扱う現地の中小企業です。そのセミナーで日本の商習慣や日本で販売する際の注意点などを話してくれませんか」
という内容だったのです。

今詳細は覚えていませんが、確かその依頼が届いたのが2017年3月後半か4月の初めだったと思います。
そのセミナーの開催は、5月16日。
もちろんこの提案にOKを出したのですが、すでにその時点で3度目のインドネシア行きを予約していたのです。4月29日~5月3日の日程で。

今までずっと縁がなかったインドネシア。なぜここにきてそんなにつながっていくのか。自分でもまったく分からなかったのですが、この5月に2回の渡航によって、私自身の中に「たとえ1人になってもJamuを日本で広めていくんだ」という覚悟が芽生えたのでした。

次回は 初めて訪れたソロ(スラカルタ) です。