ソロの街で見かけたジャムウゲンドン

ソロ市内からジャムウの村に向かう途中、ジャムウゲンドンを見かけました。

昔は、ジャムウドリンク8種類をつくり、かごの中に瓶を入れ背負って街を歩いていたそうです。
その時に作ったのが8種類で、これがJamuの基本だと言われていたそうです。

瓶につめた8種類のJamu。重さにして25㎏~30kg。
なんとも重労働で、体力のいる仕事だったと思われます。

今でこそ、背負って町を歩くジャムウゲンドンはほぼ見かけなくなったそうです。
その代わりに、自転車の荷台やバイクの荷台に載せて売り歩いています。
また、市場など人が集まり所で売っているようです。
ジャムウ市場で出会ったジャムウゲンドンもやはり、自転車に家で作ったJamuを載せて市場に“出勤”。朝作ったJamuは午前中に売り切り、一度家に戻り夕方販売するJamuを作ってまた市場に出かけるとのことでした。

市場で会ったジャムウゲンドンの方が言っていた言葉が印象的で、心の中に残っています。

「私はジャムウを売っていますが、ただジャムウを売っているだけでなくお客との会話することが大きな仕事なのです。お客はジャムウを飲みたいということだけでなく、相談したい、話を聞いてほしいと思って私のところにやってきます。ジャムウゲンドンは、そんな方の話し相手、相談相手になることが一番の誇りなのです」

次回は ジャムウゲンドンの家に です。